小川町・仙元山から見た風景

 

町の向こう側、中央左側の山辺りが、メガソーラー建設予定地

 

 

小川町・遠ノ平山

蛍の里の棚田

春の風景

小川町・栃本 桜沢川沿いの山里(202141日撮影)

写真の左手は石尊山(344m)、右手奥は主峰、官ノ倉山(345m

 

ここは、猛禽類・サシバの里です。

 

桜沢川は石尊山から水を集め沢となり、田畑を潤し、サシバたちに豊富なエサとしてカエル、ヘビ、トカゲ、ムカデ、昆虫などをふんだんに与え、繁殖になくてならない環境を提供してくれます。ここで生まれたサシバの赤ちゃんは数ヶ月でみるみる育ち、お盆のころには独り立ちします。やがて東北地方から南下するタカの渡りに合流し、宮古島を経由し、フィリッピン、インドネシア、ミャンマー方面に冬越しのため5000キロの大移動をします。無事であれば翌年には生まれ故郷に里帰り、新しい生命を自然に送り出します。

 

 

小川メガソーラー開発計画では写真に見える石尊山中腹の森が伐られ、桜沢川源流部から民家の先250メートルのところまで谷は残土で埋められ、さらに、数えきれないソーラーパネルで覆われようとしています。熱海で起こったような恐ろしい盛土の崩壊が懸念されます。小川町生まれのサシバは里帰りの旅で難民同様となるでしょう。官ノ倉山、石尊山の麓の里である笠原地区、飯田地区にもサシバが繁殖します。このままでは同じ運命を辿ることになりそうです。人間と動物たちの生命、心休まる景観、有機農業の地を絶対に守りましょう。

小川町・下里

 

有機農業が盛んな小川町では、無農薬でお米を育てている田んぼがたくさんあります。

 

農薬を使わない田んぼは、小さな生き物も棲める場所です。

それを食べる鳥たちにも大事な餌場となり、命の繋がりも守られます。